あまりにも切ない、それぞれの恋模様。
心に深く残る、涙すること間違いなしの4作品をお届けします。
「空をゆびさして」晴虹／著サクは心臓病を抱える幼なじみのレイが好き。しかし、サクは親の再婚のため、レイの大きな手術当日に泣く泣く住んでいた街を去った。重い事情を抱えながらもレイを支えに生きるサクは、15歳になって街に戻ってきた。レイと再会するけど、レイには彼女がいて――。すれちがい、予想もしない悲劇に襲われるふたりの運命は……？
胸を切り裂かれるような切ない恋と、悲しい展開に大号泣。最後までふたりの運命の恋を応援したくなります!!
「君に奇跡が起きますように」瀬名明／著学校でもイケメンで優等生の小鳥遊に突然告白された香奈。家に居場所がなく無気力だった香奈は、世界の違う小鳥遊の告白を本気にしなかったが、彼はなにかと香奈を心配し、絡んでくる。香奈はだんだん惹かれていくが、なぜか彼は本心を見せようとしない。おかしいと思った香奈が知ったのは、小鳥遊は心臓病で余命わずかだということで…。
彼にだんだん惹かれていく香奈の心情がよく描かれている。余命を知りながらも香奈に恋してしまう、小鳥遊の気持ちに涙しました。
「その涙に触れさせて。」涙鳴／著17歳のほのかは、過去のトラウマにより男性を怖がるようになってしまった。クラスメイトとも距離をおいて過ごす毎日だったが、隣の席の男子・渚と話すようになり、なぜか彼にだけは触れられても大丈夫だとわかる。優しく温かい渚に救われ、ほのかは学校生活を楽しみはじめるけれど、そんな矢先、トラウマの原因となったある人が現れて…。
苦しみながらも前を向こうとするほのかの健気さと、渚のまっすぐな想いに、切なく温かい涙が流れることまちがいなしです！
「いつか その胸の中で」夕雪＊／著高校に入学した緋沙は、ある指輪がきっかけで生徒会長の優也先輩と仲良くなり、優しい先輩に恋をした。文化祭の日、緋沙にキスをしてきた優也先輩。だが、それ以降、優也先輩は学校を休みがちになり、緋沙は先輩に会えない日々が続く。そして緋沙は、優也先輩が病気で少しずつ記憶を失っていくことを知らされて…。
愛する人が自分を忘れていってしまう…。ふたりの気持ちを考えると切なくてたまらず、泣きながら読みました。
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