家事が得意らしい、門叶悠悟くん。 　 　優しくて、文武両道で、ハイスぺ。 　家事もできるからスパダリ、なんて言われていて。 　そんな彼、学園１の美少女――ハイスぺ君主の寵姫様こと、甘和一咲を寵愛……いや、偏愛しているようで。 「莉璃」 「悠くん……！　どうかしたの……？」 「ううん、呼んでみただけ。駆け寄ってくる姿も可愛かったよ。いや、今も可愛いけど」 「……っ」 　ハイスぺ男子は、好きな子を目にすると溺愛……偏愛？が止まらない。 天然お姫様　 通称『ハイスぺ君主の寵姫様』 　甘和　莉璃羽 《Ririha Amawa》　 　× ハイスぺだが莉璃羽には偏愛気味 通称　『宇賀神学園内のハイスぺ君主』 門叶　悠悟 《Yugo　Tokanai》 偏愛止まらぬ君主　×　鈍感すぎる寵姫様 ♡　＼今日も君主様に偏愛されます。／　♡

『みんな聞いた。 しあわせの青い鳥っているんだって！』 『知ってた？』 『C組の子がなんか言ってたって』 『あたし知らなあい』 アタシは見たよ！ 『マジでっ！！』 ……まあ、見たっていうか しゃべったみたいな 『え、話すの？』 話ししたし ウソじゃないから 『どうせ眉唾でしょ』 マジ……マジなのこれが 『ほんとに？』 あの時、アタシちょっとちびっちゃったあ 『やだあ』 見る？ 『じぁ』 こっちじゃなくって (スカートを捲るなっての) 『なら、どれよ』 青い鳥の方 『見たい見たい』 じぁ、見せてあげよっか