無事に結婚もして、彼と私の毎日は続いていた。 そしてこのまま続いていく―――――と思ったのもつかの間 何かしら降っては湧くトラブルにしばらく耐えるも怒り爆発。 　もう我慢出来ない。てか元々我慢なんて出来る性格じゃなかった。 大体我慢は体にも良くない。 いっとく？いっとけ、いっとけ私！ 　女神は走る。今度は女と女の戦い。タイマンはって勝負を挑む。 　小川まり３１歳、花も嵐も乗り越えて、私は私の宝物を守ってみせる。 　いつだって、この手で必ず――――― 　2012年6月6日～2012年6月14日 　再掲載、加筆訂正済み。 　2016年4月21日～5月3日　明紫

２年前、突然俺の前から姿を消した彼女を 偶然、経営統合することになった相手の会社で見つけた。 苗字、名前、年。 すべて知っていた彼女と違ってた。 しかしそれは、間違いなく彼女だった。 わかってた。 あのときのことはすべて虚構だったんだ―― 　＊　＊　 H25.01.14 start　→02.07 end

新宿の歌舞伎町の外れにある、小さなバーが密集する地域、新宿ゴールデン街。 その新宿ゴールデン街のとある会員制バー。 5年ほど前にできたそのバーのマスターは「ヒビさん」と呼ばれる奇妙な男。 長い髪を三つ編みにし、顎髭も伸ばしている。いつでもつばの大きな帽子を被っていて、往年のロックバンドの影響なのか目の上下にアイラインでひび割れたメイクを施している。 「ヒビさん」というのはそのメイクから来た愛称だが、そもそもの彼の名字も響(ひびき)である。 明らかに怪しい風貌。しかし独特な、個性の強い出で立ちをしている者が多い、ここゴールデン街では誰も不思議には思わない。男は奇妙な人間たちに溶け込んでいる。 今日も彼は仲間たちとバカな話で盛り上がり、そしてラフロイグを飲む。 しかし、その姿、生活は彼の仮の姿なのであった。 本来の彼は数々の犯罪を犯してきた人間。 捕まったことはないが前科で言うとかなりの数に上る。 彼の真の姿を知るものは、誰もいない。 これからも犯罪は起こり続ける…

私は二十歳の頃、 レンタルビデオショップで 働いていた。 　 　 そこで私は、 何とも言えない、 なんかこう、ホラ、ねぇ？ あるでしょ？ 　 　 ・・・何とも言えないので、 上手い例えが 見つからないのだが、 そういう体験をしたのだ。 　 　 あの日の事は、 数年経った今でも、 鮮明に思い出す事が出来る。 　 　 そう、男が、あの男が、 店内のアダルトビデオを・・・ 　 　 　 　 　

広告制作会社勤務のＯＬ・沢木奈央（さわき　なお）（28）。 上司である工藤博臣（くどう　ひろおみ）（42）とは、 Ｈあり告白なしの曖昧な関係。恋愛恐怖症気味。 中途入社のイケメン・亀井拓巳（かめい　たくみ）（24）。 夜はホストで稼ぐチャラい奴。 「絶対会社には内緒ですよ？　口止め料、カラダで払いますから」 はじまりは、突然の社内公開告白！　 「オレたち、つきあっちゃいません？」　 いやいや、チャラいの無理だから！ でも……同じころ、周囲で起きる奇妙な事件。 もしかしてわたし、ストーカーに狙われてる！？ そのたび本気で守ってくれたのは……なんと拓巳だった。　 ねえ、あなたほんとにチャラ男なの？ 2016年12月17日　完結しました！ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ クルマロ様 もったいなさすぎる素敵なレビュー、感激です！ ほんとにありがとうございます！！ ていこ様 ドラマ化なんて素敵すぎるレビュー、ありがとうございました！ こちらは初めてのベリカフェ作品なので、とても思い入れがあります。 楽しんでいただけて、本当に幸せです。感謝！ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 本棚に入れてくださった方、ファン登録してくださった方、 すごくうれしいです！ ありがとうございます！ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

　狂気は狂気を呼び、恐怖の連鎖を作り上げる。 ロリコン教師、寝取る女、虐め……世の中腐った人間ばかりなのか？　端麗に育った娘は理不尽な人間共に復讐を！ 「……私、お母さんのように強い女になるよ」 オンライン中毒の続編。山田朋子の娘、綾のお話。 ラストシーン「踏みはずす堕天使の章」を好きなキャラ、もしくは嫌いなキャラの視点で楽しんでくださいませ。 各キャラクターによってエンディングが変わります。ゲーム感覚で章のおまけに付けました。 父・拓也編と継母・鈴華編です。 再生ゲームは現在コンテストに出している途中なので、おまけは別途に書き上げたいと思います。