「着いたよ。」


4人で車から降りたものの、

「「大きっ!」」

私と翔くんは声を揃えてそう言った。


だって、うん。
それなりに覚悟してたよ?

だって東城だよ?大きいに決まってる。


だけど、予想外の大きさだよ…



「翔くん。なんか緊張するね…」

翔くんは私の手をギュッと握ってくれる。

ピンポーン…

ガチャ…

「きゃー!可愛い!」

ドアを開けて3秒ほど固まって 私と翔くんを包むように抱きついてきた