ここに来てもうしばらく経っていた。 いつも朝起きれば誰かが“おはよう”と言ってくれて、 寝る時には誰かが“おやすみ”と言ってくれる。 ただそれだけで、自分は一人じゃないと思えた。 暖かい感情が、広がっていく。