日曜が近づくにつれ、あたしの気持ちはだんだん重くなっていた。



レオとふたりで外出――

いまいちピンとこなかった。


直接会話を交わしたのはまだ2回だけだったし、やっぱりあたしにとって彼は“道路を隔てた距離から眺める人”なのだ。



だいたい、あんな強引な約束を守る義務なんか、あたしには無い。


これ以上あの子に振り回されるのは癪だ。

断ろう。



うだうだ考えるのをやめて、あたしはレオからもらった名刺を取り出し、そこに書かれた携帯番号を確かめながら押した。



1回目のコールは、なんだか緊張して生唾をのんだ。


2回目のコールはそわそわと貧乏ゆすりしながら聞いた。


6回目のコールで、なかなか出ないので切ろうとした、ちょうどその時……



「さくら!?」


受話器からレオの声がした。