「ちょっ!ウソッ!お見合いって…」



「シーッ!シーシーシー!

大きな声で言わないでっ!」



「でもさぁ、それ私の予想通りじゃん。

ていうか、羨ましいわ。相手が二階堂くんなら」



「全然、羨ましくなんかないよ!

だったら代わってよ〜!」



翌日、学校でレミにお見合いのことを話したら、ビックリはしてたけど、羨ましがられてしまった。


私は全然嬉しくないからむしろ代わってあげたいくらい。


代わりにレミを紹介してみようかな?なんて。

ダメかな?



「まさか本当にお見合いすることになっちゃうとはね。

てことは、向こうは乗り気なの?」



「…よくわかんない。向こうも親が勝手に決めたみたいだから。

本人がお見合いしたいと思ってるかどうかは不明なの。

しかも、もうすでに料亭の個室を押さえてあるとか言うからさぁ」