眠れなかった…。


あたしは重い身体をベッドから起こすと、部屋中に鳴り響くアラームを止めた。


っていうか、眠れるはずもない。


昨日、駿と逢坂とあんなことになってしまって。


更にあのあと、逢坂にいろいろ言われてしまったあたし。


「はぁ…もうどうしろっていうの」


あたしは一睡も出来なかった目を擦りながら立ち上がり、床に脱ぎっぱなしだった制服に着替え始める。