それから、君にサヨナラを告げるだろう
恋愛(ピュア)
完
84
春田モカ/著
書籍化作品
- 作品番号
- 1511826
- 最終更新
- 2018/10/21
- 総文字数
- 136,188
- ページ数
- 91ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 243,225
- いいね数
- 84
“心は、心臓にあると思う?”
幼馴染だった君が、いつか私に問いかけてきたこと。
君がどうしてそんな質問をしてきたのかも知らずに、
私は君の隠していた大きな秘密を抱えきれなくて逃げてしまった。
今なら、すぐに答えられるよ。
心は、確かに、心臓にあると。
でももう遅い。どんな声も言葉も鼓動も、もう君には届かない。
ハル。もしもう一度会えるのなら、君に伝えたいことがある。
“君は私の、心臓そのものでした”。
- あらすじ
- ――「俺、冬香の鼓動と自分の鼓動を重ねると、冬香の気持ちと共鳴できるんだ」。幼馴染でクラスの人気者のハルが、ある日衝撃的な告白をしてきた。大学での再会をきっかけに、太陽みたいな笑顔をもつ君が隠していた、胸が張り裂けるほど切ない過去が、次々と明かされていく。“冬香を苦しめるどんなことも、共鳴して守ってあげたかったんだ……”。あの日君はそう言って泣いた。……ハル、君は、私の心臓そのものでした。
この作品の感想ノート
春田モカさま
今回も素敵なお話をありがとうございました。
みんながみんな苦しさをかかえ、でも、いやだからこそ優しいのですね。
ハルは彼にできる最良のことを冬香に残したのはわかるのですが、つらすぎて。
どうか東堂と幸せにと願わずにいられません。
モカさんの作品は本当に読みごたえがあって、いつもどっぷり世界に入り込んでしまいます。
今回は特に、彼らの大学に少しだけ縁があるのもあって、映像(妄想?)もプラスされたからでしょうか?(私が思っているW大で正解なら、ですが)
べりカフェではたくさんの作者さんの、たくさんの作品を拝読しておりますが、このお話は間違いなく記憶に残ると思っています。(えらそうですみません)
読んでてつらいのに、読み終わりたくないなんて初めてでした。
また、モカさんのお話に会える日を楽しみにしています。
ありがとうございました。
きむねーさん
2018/11/18 00:27
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