〝ずっと〟とか〝一生〟とか あるはずがないってわかってたのに 。 –––––––––––––忘れたかった 忘れられなかった。 あたたかすぎるぐらいの君のぬくもりを。 普通に交わした言葉の意味 君の悲しい秘密 何も知ろうとしなかった。 何かを失うのが 怖くて 怖くて 自分の心の中で「きっと」「いつか」なんて言い聞かせて。 ごめんなさい。 謝るから 。 –––––––––––––––だから どうか 神様 彼と出会えたことで 私はもう充分だから もう一度だけ 私の一生ぶんくらいの とびっきりの キセキ を–––––––––––––––––––– 私を変えてくれた 彼に 届けてください。 ＊ … 河野 日奈太（こうの ひなた） × 壷林 翼 （こばやし つばさ） … 『 1人でなんか生きられないよ だから…俺がそばにいちゃダメなのかよ⁉︎』 あぁ 宿命を越えるほどの 恋愛を 『壷林には知ってて欲しかったんだ。 人のぬくもりを、 誰かからの愛情を––––––––––––––––』 私がするなんて 思ってもみなかったっけ。

––––––––ただ単に、強い人だって思ってた。 あの日の君の発言からだ 君の黒髪も 右目に巻かれた包帯も いつも1人の君の姿も 声も 全てが、弱々しく悲しげで、 誰かに助けを求めているように感じたのは。 そんな君を 私は ただ純粋に 信じたくなったんだ –––––– ＊ ごく普通の女子高校生 高原 楓 （たかはら かえで） × 包帯イケメン男子高校生 黒沢 景士 （くろさわ けいし） ＊