突風の舞姫 エアーさんの作品一覧

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────余談をしよう とある少女の話だ その少女は昔から希望に溢れていた 周りの人は言う 正義が悪を打ち倒す 本は記す 悪はあってはならない なるほど、それらは聞こえがいい 少女は一つポロリと吐く ──正義の味方は悪を倒す。なら倒されなきゃいけない悪がいないといけない その少女は小さいながらにこれを言う いつしか大人になった 盗み 殺人 詐欺 正義の味方を信じて自身は悪と化す ───誰か私を倒しに来い そう挑発する まるで正義の味方を出せとでもいうように だが、誰も来ない 誰も、あの少女を救おうとしない 正義の味方なんていないと気づく ──正義の味方のためにやっていた行動は? 無意味 その他それ以上の理由はない 少女は正義の味方を信じただけ いや、信じたかっただけだった 涙が頬を伝う ───正義の味方の為だったのに そして自分に手をかける ────少女はどうなったのか? さぁ、見ていこうか。
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