『それなりに幸せなら、いい。 だからこのままでいいの。 ももが我慢すればすむはなしだから。』 『"そこそこ"幸せだよ。』 ――――高村桃子（たかむらももこ） 『俺はそんなお前の顔を見たかったわけじゃない。』 『俺が幸せにしてやらないとって使命感、半端じゃねえんだよ…』 『望んでたのは、こんなんじゃない』 ――――沢村水輝（さわむらみずき） 『ずっと好きだよ。 会った時から好きだよこれからも好きだよ。 俺は桃ちゃんだけ見てる。』 『なんで俺だけを見てくれないの？』 ――――大家将吾（おおやしょうご） 自分の幸せを優先させたら、 あの人が傷ついてしまう。 それなら、 あなたはどうしますか。 我慢することが、できますか。 それとも。 誰かを傷つけることになっても、 自分の気持ちを貫きますか。

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 小さい頃から いつもわたしの隣にいたのは あなたでした。 「…幼馴染だから一緒にいるんだよ」 　　　岩崎未紗（いわさきみさ） 「俺は幼馴染だから一緒にいるんじゃない」 　　　佐藤恭平（さとうきょうへい） 甘く切なく、 そしてもどかしい、 二人の男女の ものがたり。 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽