フェザーフォルテさんのレビュー一覧
昭和のノスタルジックな世界で起きる不気味な出来事。百鬼夜行シリーズが好きな人におすすめです。 無惨な姿になった平和の象徴〇〇が次々と発見されます。主人公は取材を始めますが、そこで純潔の美少女と出会います。美少女はよく〇〇の居場所である神社にいて、主人公は既婚者ですが、彼女の魅力に惹かれていき…… 主人公はことあるごとに友人のちゅう秋の家に上がるのですが、容赦なく内心を言い当てられ心にぐさっときます。 そして美少女を狙うプレイボーイ、神社の神主、派手な見た目の女の人と共通点のなさそうな人々が集まりますが、それぞれの思惑が主人公に襲いかかり……それを救うのは友人のちゅう秋。 心の痛みを麻痺させるために痛みへ飛び込む、心の純潔を保つために手を汚す。 表裏と脆さは人の心に付き物です。あなたも自分の心につくものを覗いてみませんか?
昭和のノスタルジックな世界で起きる不気味な出来事。百鬼夜行シリーズが好きな人におすすめです。
無惨な姿になった平和の象徴〇〇が次々と発見されます。主人公は取材を始めますが、そこで純潔の美少女と出会います。美少女はよく〇〇の居場所である神社にいて、主人公は既婚者ですが、彼女の魅力に惹かれていき……
主人公はことあるごとに友人のちゅう秋の家に上がるのですが、容赦なく内心を言い当てられ心にぐさっときます。
そして美少女を狙うプレイボーイ、神社の神主、派手な見た目の女の人と共通点のなさそうな人々が集まりますが、それぞれの思惑が主人公に襲いかかり……それを救うのは友人のちゅう秋。
心の痛みを麻痺させるために痛みへ飛び込む、心の純潔を保つために手を汚す。
表裏と脆さは人の心に付き物です。あなたも自分の心につくものを覗いてみませんか?
生物部の彼の誘いに乗った主人公が、無残な姿に変わり果てていきます。 純粋な恋心を食い散らかすように体を切り刻む。残酷な光景ですが、驚かせるというよりは薄暗い怖さに包まれます。 彼女は、恋心は確かに存在していたのですが、あっけなく消されました。じわじわと襲いかかる残酷さと恋の儚さが心に残るホラーです。
生物部の彼の誘いに乗った主人公が、無残な姿に変わり果てていきます。
純粋な恋心を食い散らかすように体を切り刻む。残酷な光景ですが、驚かせるというよりは薄暗い怖さに包まれます。
彼女は、恋心は確かに存在していたのですが、あっけなく消されました。じわじわと襲いかかる残酷さと恋の儚さが心に残るホラーです。
遊園地の鮮やかに彩られたメリーゴーランド。人も、思想も乗せてぐるぐると回ります。
面白い言葉遊びが特徴です。
少しへんてこで、夢の中にいるような雰囲気に包まれます。
「………」だから
という台詞の中に何が入るかは人によって変わると思います。よくわからない世界の中で、自分なりに導き出した答え。それが思想というものかもしれない、と考えてみたり……。
時空を超え、時間を正すトレジャーハンターは王子様を目覚めさせることに。
そして時間を正しハッピーエンドかと思いきや、お姫様の心は定めから外れ……トレジャーハンターは宝物、おまけにお姫様の心も手に入れていきました。
時空違いの果てしなく遠いラブファンタジーです。
時事意君は、忌々しい呼吸音を発する。 物証にできない呼吸音が主人公の心に絡みつき、傷つけていくのです。 始まりは時事意くんの彼女と体操服の貸し借りをしていたこと。時事意くんの目の悪さからくる勘違いが、余計な噂を生みました。 何も知らない人たちが流す勝手な噂に困らされる主人公。 そんな日常の中、シャワーの時に見てしまった現場によって、物語は衝撃のラストに向けて動き出す……。 独占欲がひしひしと伝わってくる、毒々しい短編です。
時事意君は、忌々しい呼吸音を発する。
物証にできない呼吸音が主人公の心に絡みつき、傷つけていくのです。
始まりは時事意くんの彼女と体操服の貸し借りをしていたこと。時事意くんの目の悪さからくる勘違いが、余計な噂を生みました。
何も知らない人たちが流す勝手な噂に困らされる主人公。
そんな日常の中、シャワーの時に見てしまった現場によって、物語は衝撃のラストに向けて動き出す……。
独占欲がひしひしと伝わってくる、毒々しい短編です。
私たち人間だって、狭いところにいたらぶつかることなく動けるとは言えません。ドラゴンも同じような状況に置かれ、体をぶつけてしまうのです。
ドラゴンはただ動いただけ。それでも人々の大切な日常を奪ってしまう。
そんな状況を見て師匠はドラゴンを討伐します。それも残酷な方法で。
ドラゴンに悪気はないしできることなら命だけは助けてほしい、それが無理ならせめて一思いにと思いますが、強い力を持った故に責任感を必要以上に重くしてしまったのかもしれません。日常を守るため、自分は手を汚してでも倒さなければいけない。
ドラゴンを倒す力を持つのは自分だけ。他の人にはできないのだから……と自分を追い込まず、両方を守れるような柔軟さを持ちたいと考えさせられます。
お母さんがお札を硬貨に変えてくると話していたのを紙なのにどうやって金属の100円玉に変えるんだろう、と考えていた幼いときを思い出しました。
レジの事情、お店の事情もよくわからない幼い少年は、お祭りのたこ焼きのために一万円札を持っていきます。
店員さんも両替禁止というお店の規則に従い一度は断るのですが、その後一転し、お店とは関係ない一人の人間として優しく提案してくれました。
人情の厚さが沁みる作品ですが、それにも限度があって甘えてばかりではいられないと思わせられました。お金の価値を変えてしまっては滅茶苦茶になりますから……。
先生である主人公は突然の雨にいらだち、傘もささずに帰りました。そこで出会ったのが同じように濡れているイケメンの生徒。 ここでは先生として、濡れた彼を家に入れますが……。 大人の冷めた見方の描写が丁寧で、幸せな時間がずっと続くと考えないところが、禁断の恋だということを強く感じさせてくれます。 先生の冷めた見方の先には、幸せな展開を予想させられます。諦めずに甘い展開を掴んでほしいと思わせられる、恋の始まりです。
先生である主人公は突然の雨にいらだち、傘もささずに帰りました。そこで出会ったのが同じように濡れているイケメンの生徒。
ここでは先生として、濡れた彼を家に入れますが……。
大人の冷めた見方の描写が丁寧で、幸せな時間がずっと続くと考えないところが、禁断の恋だということを強く感じさせてくれます。
先生の冷めた見方の先には、幸せな展開を予想させられます。諦めずに甘い展開を掴んでほしいと思わせられる、恋の始まりです。
綺麗なドレス、結婚式場……大事な式に向け、こだわりながら準備を進める二人の甘々な日々です。 ドレスのためにダイエットすると言ったら、嫌な顔一つせず待ってくれた上、手足が長く見えるように僕も……という優しさに溢れた彼。 そんな彼の優しさは最後の言葉にも表れます。 文から幸せオーラが溢れていて微笑ましい……末永くお幸せに!
綺麗なドレス、結婚式場……大事な式に向け、こだわりながら準備を進める二人の甘々な日々です。
ドレスのためにダイエットすると言ったら、嫌な顔一つせず待ってくれた上、手足が長く見えるように僕も……という優しさに溢れた彼。
そんな彼の優しさは最後の言葉にも表れます。
文から幸せオーラが溢れていて微笑ましい……末永くお幸せに!
漫画やアニメで空を飛ぶとなると、綺麗な夜景を見下ろしたり、自由に羽を広げて飛んだりしますが、これは一味違う夜間飛行でした。
道具を使って飛んでいるので、主人公は着陸地点や矢を放つタイミングなどを考えていて、気楽には飛べません。羽を持たない人の飛び方とはこんな感じなんだなと思います。
ネオンや星空の描写がなくても、悠々と飛んでいる様子が楽しめます。主人公はがっかりしましたが、田舎ならではの夜間飛行もいい感じです。
この時代の女子高生たちは、天下を目指していました。 戦国時代のような独自の文化の中ですが、スイーツが好きだったり、恋をしたり、今も変わらない気持ちが現れます。こんな共感が、別の時代を歩む読者を物語に近付けてくれます。 しかし戦いはバイクなどの現代のものに形を変えて起こります。激しい戦いで命を落とすことになっても、ただひたすら天下を望む姿は凛々しくて切ないです。 でも最後には天下だけではなく、女子高生として大切な望みに気付くかも……。 乱世で輝く絆や優しさに心動かされる長編です。
この時代の女子高生たちは、天下を目指していました。
戦国時代のような独自の文化の中ですが、スイーツが好きだったり、恋をしたり、今も変わらない気持ちが現れます。こんな共感が、別の時代を歩む読者を物語に近付けてくれます。
しかし戦いはバイクなどの現代のものに形を変えて起こります。激しい戦いで命を落とすことになっても、ただひたすら天下を望む姿は凛々しくて切ないです。
でも最後には天下だけではなく、女子高生として大切な望みに気付くかも……。
乱世で輝く絆や優しさに心動かされる長編です。
腕の良い傭兵は家族と過ごすことが一番の幸せだったのでしょう。 しかし妻を亡くし、怒りに身を任せて国を破壊します。それでもまだ守るべき存在はいました。 息子を育てるためにした決断には、傭兵なりの愛と寂しさを感じます。 守るべき存在すら失った時、傭兵は周りのことに気づきました。 軍神と恐れられるほど強くても、大切な存在がいないと意味がない。最後に傭兵の虚無感がどっと押し寄せてきました。
腕の良い傭兵は家族と過ごすことが一番の幸せだったのでしょう。
しかし妻を亡くし、怒りに身を任せて国を破壊します。それでもまだ守るべき存在はいました。
息子を育てるためにした決断には、傭兵なりの愛と寂しさを感じます。
守るべき存在すら失った時、傭兵は周りのことに気づきました。
軍神と恐れられるほど強くても、大切な存在がいないと意味がない。最後に傭兵の虚無感がどっと押し寄せてきました。
芸能人の遥翔と出会ったことにより、心の奥に秘めていた主人公の夢が動き出しました。 モデルになったということで事件も起こり、目が離せない展開に。大変な時に助けてくれる、遥翔の優しさがじわっと心に広がります。 順調に見えた二人ですが、幸せの絶頂と思ったところで苦しい病気が二人の未来を阻みます。上げて落とされ、心を揺さぶられます。 遥翔が荒む中、それでも変わらぬ愛を突き通す主人公に感動しました。 最後は淡々と、そして儚く消えていき、心を真っ白にしてくれました。
芸能人の遥翔と出会ったことにより、心の奥に秘めていた主人公の夢が動き出しました。
モデルになったということで事件も起こり、目が離せない展開に。大変な時に助けてくれる、遥翔の優しさがじわっと心に広がります。
順調に見えた二人ですが、幸せの絶頂と思ったところで苦しい病気が二人の未来を阻みます。上げて落とされ、心を揺さぶられます。
遥翔が荒む中、それでも変わらぬ愛を突き通す主人公に感動しました。
最後は淡々と、そして儚く消えていき、心を真っ白にしてくれました。
Androidと男だけが残る世界。幻想的で深くて、何もわからないけど飲み込まれそうになります。
Androidの彼女も世界である水族館も壊れます。
終末とはこんな感じなのか、と思いました。
彼女が夢見るのは天国でしょうか……?
この作品は教えのように、読む人によって違う解釈が生まれると思います。
気になる情報が徐々に出されていく序盤に引き込まれて、最後まで読みました。 なかなか心を開けない光希步は突き放しても近付いてくる主人公に押され、沈むような暗い過去を話してくれます。 そんな過去から光がさす方へ引っ張り出してくるような主人公の明るさに救われました。 普通の人なら手を離してしまいそうなところ、一歩踏み込む明るさがいいなと思います。 そこからは一歩ずつ、それでも充分眩しい世界が開けてきました。 何事も知らなければ始まらない、知るためにその先へ踏み出したい、と前向きな行動力を呼ぶストーリーです。
気になる情報が徐々に出されていく序盤に引き込まれて、最後まで読みました。
なかなか心を開けない光希步は突き放しても近付いてくる主人公に押され、沈むような暗い過去を話してくれます。
そんな過去から光がさす方へ引っ張り出してくるような主人公の明るさに救われました。
普通の人なら手を離してしまいそうなところ、一歩踏み込む明るさがいいなと思います。
そこからは一歩ずつ、それでも充分眩しい世界が開けてきました。
何事も知らなければ始まらない、知るためにその先へ踏み出したい、と前向きな行動力を呼ぶストーリーです。
会話に割り込んできた、お調子者の男子とそれを容赦なく成敗する友達の、テンポがいい会話が特長です。
主人公のようなそういう話に免疫がない人は、知らない世界を覗き込んでしまった感覚になると思います。そういう話に免疫があり、なおかつ楽しめる人は最後まで笑っていられると思います。
主人公は訛りに強いコンプレックスを持ち、その影響で神田外語大学に入ります。
頑張って隠していた訛りですが、うっかり出てしまい、もうダメだと思い込んでしまいます。
ですが、周りの人は馬鹿にせず、励ましてくれました。
優しさにあふれていて、読んでいる私も心が温かくなります。
どの国にも訛りはあるし、訛りをなくそうと無理に合わせるより、お互い言葉の特徴を理解すればいいんじゃないと思わせてくれました。
登場人物の優しさと、希望が見えるラストが印象に残るストーリーでした。
金魚の数だけある、キラキラした思い出。それを素直に描いています。 どうやら金魚に縁があるらしく、夏祭りや川遊び、学校のプール等、水面がキラキラ光るような、綺麗で懐かしい思い出です。 子供のときの微笑ましい思い出からまた新しい縁がありそうなラストまで、夏にピッタリな雰囲気の作品です。
金魚の数だけある、キラキラした思い出。それを素直に描いています。
どうやら金魚に縁があるらしく、夏祭りや川遊び、学校のプール等、水面がキラキラ光るような、綺麗で懐かしい思い出です。
子供のときの微笑ましい思い出からまた新しい縁がありそうなラストまで、夏にピッタリな雰囲気の作品です。
主人公である先生は、ある事件がきっかけで真面目ちゃんを意識するようになります。
先生は真面目ちゃんの相談にのることになりますが、そこで真面目ちゃんには大切な人がいると知ります。
先生と生徒だし、相手には大切な人がいる。
それでも気になってしまう二人の関係は、爽やかで、甘くて苦いチョコミントアイスのようです。
一つの味じゃ物足りない人にオススメしたい作品です。
進学を考える時期、主人公はテスト勉強も捗らず、どんな大人になるのかも想像がつきませんでした。 そんな主人公の愛鳥に悲劇が起こります。 前から気になっていた貴明くんの前で普段は見せない涙を流しました。 丁寧な表現によって、胸がぎゅっとなるほど切なくなりました。 ここまで近づいても二人は一度離れます。 ラスト、十五年の時を越えて、貴明くんの夢は現実になる……。 過ちによる悲しい展開から最後には希望が見えてくる、感動のストーリーです。
進学を考える時期、主人公はテスト勉強も捗らず、どんな大人になるのかも想像がつきませんでした。
そんな主人公の愛鳥に悲劇が起こります。
前から気になっていた貴明くんの前で普段は見せない涙を流しました。
丁寧な表現によって、胸がぎゅっとなるほど切なくなりました。
ここまで近づいても二人は一度離れます。
ラスト、十五年の時を越えて、貴明くんの夢は現実になる……。
過ちによる悲しい展開から最後には希望が見えてくる、感動のストーリーです。