君がたとえどこにいたとしても、 そこで笑っててくれたら 幸せでいてくれたら もうそれだけで、良かった。 たとえ、この手が届かなくても 君自身が幸せであってくれたらいい。 そして、願わくば 君を無茶苦茶に抱き締めたくて たくさんキスをして 「大好き」と素直に伝えたかった。 けれど そんな願いはもう、叶わない。 だから、違うカタチで君に届けよう 一番大切な、最愛の人。 この声と願いが、どうか届きますように。

『私はオネット。ただの人形_______』 それは、深い森の中に佇む小さな家。 自ら命を絶とうとする者が迷い込む場所。 今日も、静かに誰かが迷い込む。 焦らなくて大丈夫。 少し、オネットの家で休憩しませんか？ ＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・ 感情のない人形 × 自ら死を望む少年 ＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・ 決して交わることのない2人が 休憩所で出会った時、それは何を意味するか それはまだ、誰も知らない物語_______