―もっと、刺激的な恋を。―

『疲れたっ…。』 『お疲れ様、』 『夏目もな』 中間ﾃｽﾄが終わり重たい空気から解放され、 今は恋人である田沼の部屋にいる。何回も来たことのある部屋なのに、なんだかそわそわしてしまう。 『夏目、ちょっとはﾘﾗｯｸｽしろよ』 『う、うん…』 …ﾘﾗｯｸｽなんか簡単に出来ない。 だって…この部屋では 田沼と何回も絡み合ったのだから でも、こんなにそわそわしているとまるで期待しているみたいじゃないかと思ってしまう。