―もっと、刺激的な恋を。―

恋って、何のためにあるんだろう。 ちょっとの出来事で バカみたいに舞い上がって、 ちょっとの出来事で バカみたいに期待とかして。 恋をして、いい事ありますか ? 苦しいだけじゃないですか ? 悲しいだけじゃないですか ? あたしには分からない。 恋をする意味が─────。 誰かあたしに、恋を教えてください。 恋を忘れた、 五十嵐紫乃 と そんな紫乃を気にかける、遠藤悠斗 切なくて、甘い物語が始まる───。

『あたし……松澤と離れたくない』 『必ず迎えに行くから。……それまで待ってろ』 あの時のあたし達はまだ子供で、 これが　精一杯の告白(ﾌﾟﾛﾎﾟｰｽﾞ)だった。 そして、君と別れてから5年。 あたし達は何かに引き寄せられたかのように 出逢った。 あの……約束の場所で。 「ま、つ……ざわ…？」 五十嵐優舞(ｲｶﾞﾗｼ　ﾕﾏ) 「久し振りだな、五十嵐。」 松澤尚輝(ﾏﾂｻﾞﾜ　ﾅｵｷ) 運命の再会。 次第に惹かれあっていく　あたし達。 だけど、 「あたしね、尚輝と付き合ってるんだ。」 「先輩……俺と付き合いません？」 「優舞に松澤は渡さないから。」 幼馴染、後輩、友達……。 それぞれの想いが絡み合って 簡単には　繋がらない。 甘くてほろ苦い、純愛物語(ｽﾄｰﾘｰ)…