水陰さんの作品一覧

囁きと蜜
水陰/著

総文字数/1,534

恋愛(ピュア)4ページ

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 失う前から、その存在の儚さに気づく恋なんて、したくなかった。
わたがし
水陰/著

総文字数/1,613

ファンタジー6ページ

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 虚勢を張ることでしか、自分を保てない全ての私に。  大丈夫と甘く溶かして、固まった心を抱きとめて。  そんな都合の良い夢を見ては目が覚めて、悪夢のような現実を生きる。  そんな日々をあなたは知っていますか。
黒の双剣、白き犬
水陰/著

総文字数/591

ファンタジー2ページ

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 その昔、一人の男が怒りに我を忘れ、剣をとった。  村が鮮血に染まった理由は、男の腕ではなく飢饉に体が弱りきった者が多かった為であるが。  刃から肘へ滴る鮮血に、男はその刀身を眺め、浸ってしまった。  肉を断つ、その快感に。  仇の隣家へ、長い刃を地に引きずり、赤い血を顔につけ。  二件、三件、悲鳴が男を高揚させた。  逃げ惑う女の足を、命乞いする老人の腕を。  血しぶき舞うそこは、まさに地獄か。  橋を越え、隣村へ、山を越えさらに遠くへ。  いつしか男は狂った鬼、狂鬼(くるいおに)と呼ばれた。  悦が飽きへと変わる頃、なまくらとなりかけた刀身を、踏み付け、二つに裂いた。  刀を磨くという知識がない為であった。  奇しくもその行為が、すでに邪剣となったその刀の覚醒への引き金になってしまった。  二つになった刀は意思を持ち、いつしか男は刀の意思のまま人を切る真の鬼になってしまった。  邪剣が妖刀となるほど、人の血を吸った頃、男の生が終わりを迎えかけていた。  ほとんど不眠不休で人を狩る鬼となったが、その器はまだ、かろうじて人の姿をしていたた為であった。  だが、妖刀は持ち主の生が終わり、その役目を終えることを嫌がった。  あまりにも血を吸いすぎた妖刀は、次々に人の手にわたっては辺りを血に染め、持ち主を鬼へと変貌させていった。    
ちぎれてる
水陰/著

総文字数/676

恋愛(ピュア)5ページ

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 一人では立っていることもできないなら、やめちまえとはきすてた。  そうして、ちぎりすてた。  お前はちぎれた。
人形のいる街
水陰/著

総文字数/1,138

恋愛(ピュア)2ページ

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 全て持っている。  全て手に入る。  それでも何も手に入らないと思うのはなぜだろう。
人魚のいる街
水陰/著

総文字数/1,506

ファンタジー4ページ

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   水面に映る姿が真実とは限らない。  
永遠の忠誠をあなたに
水陰/著

総文字数/838

ファンタジー3ページ

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 平然と日常がまた訪れる。  扉の先は鉄臭い生臭いものだとしても。  ああ、お髪が乱れておりますよ。
まりかの宝石
水陰/著

総文字数/2,883

恋愛(ピュア)11ページ

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 もう、目覚めないかもしれない。  そんなことを何度も思った。  手を握り、祈るのはいつもあなたのことなの。  どうか
嘘に似た君と
水陰/著

総文字数/1

恋愛(ピュア)1ページ

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 嘘はつくけどこれは本当よ。  君は嘘をつく。  どこまでが本当か、自分でもわからずに。
君の吐息に合わせて目を閉じた
水陰/著

総文字数/1,335

ファンタジー4ページ

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 誰にも邪魔されず夢を見せたい。
しをひく
水陰/著

総文字数/411

ホラー・オカルト2ページ

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 あなたのそれを  キラキラと輝くまあるいそれを  誰より美しいそれを  私にくださいな
優しくないことは罪ですか
水陰/著

総文字数/684

恋愛(その他)4ページ

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優しさの仮面を脱いだら、誰もいない何もない。それが世界かと悲嘆した。  どうして優しくないだけで、こんなに孤独を感じなければいけないんだ
天使を堕とした昼中
水陰/著

総文字数/1,518

恋愛(その他)8ページ

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 癒えぬ悲しみに口付けを。  醜さを抱いて  弱さを纏った彼女を称す言葉をまだ知らない。
逝きたい彼女と生きたい僕
水陰/著

総文字数/610

恋愛(ピュア)5ページ

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 彼女は逝きたがる。  僕は彼女と生きたがる。  明日もふたりでいきていこう。
おわりの音が響いた
水陰/著

総文字数/18,145

恋愛(ピュア)49ページ

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それは、囚われたモノ。 それは、火種。 それはただそこにある。 それを鬼とよんだ。
悪人きどり
水陰/著

総文字数/2,735

恋愛(ピュア)7ページ

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未編集
甘言師、臥雲旦陽の甘い毒
水陰/著

総文字数/7,850

その他22ページ

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 甘言堂(かんげんどう)をご存じですか?  甘言師のいる甘言堂ではあなたの依頼をおまちしております。  心優しいスタッフがあなたの依頼を承ります。     9/5完結
鷭さんと愉快な仲間たち
水陰/著

総文字数/15,120

恋愛(その他)40ページ

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 運動不足ニートな私には一時間の徒歩はきつい!  【甘言師シリーズ】の甘言師参加。  
presquerien
水陰/著

総文字数/10,382

恋愛(ピュア)29ページ

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 何度もめぐり合い、そして再び永遠を誓おう。  繰り返す輪廻の輪にのり、再びあなたを見つける。  天使は言う「これは運命、輪廻の輪に乗り再び出会うのは運命だ」  残虐王は叫ぶ「俺は俺だ!前世なんか関係ない!」  彼女はほほ笑む「どれだけ生まれ変わってもまた、巡りあうのです」  神は天上で笑った「地上の女神たる彼女だ、この世でもまた永遠を見せておくれ」  そうして再び彼らはめぐり合う。
優しく愛した
水陰/著

総文字数/5,127

恋愛(キケン・ダーク・不良)14ページ

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 自分を差し出さなければ、嫉妬に狂いあなたを傷つけそうだったのよと言い訳を心の中で口にした。
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