プロフィール

千原 奏実
【会員番号】249739
▼全作品非公開
 復活未定

▽ちょっくら修業に出かけます。新作をコソコソ書いてます。ダメな人間なのに、ありがとうございます。


▼たまにレビュー逃げします。
>>作家読みの傾向アリ

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レビュー一覧

★★★★★
2012/03/25 17:13
生きる勇気

小さな世界と小さな愛 自分達の世界はあまりにも狭くあまりにも息苦しかった。 世の中は理不尽なことだらけ。傷だらけになりながら、嫌なことに目を背けながら、逃げて逃げてそれでもふたりは生きてきた。 だけど。 ひとりじゃないんだよ ここにいるよ ふたりの傷痕が共鳴するわけじゃない。傷だらけになりながらも生きてきたふたりの小さな勇気と強さが共鳴する。 現実はこんなにもうまくいかないかもしれない。所詮フィクションの世界なのかもしれない。 世界は綺麗なんかじゃない。狭く苦しく汚いものだってある。 でも小さな愛に気づけたなら、小さなキラキラしたものを見つけられたなら。 生きるって辛い。傷だらけになることもある。 ねぇだけど。生きててよかったっていつか思えるように。勇気と強さ、そして見つけた愛を胸に。 もう少しだけ頑張ってみようよ。

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★★★★★
2012/03/21 21:55
一度触れたら、忘れられない

――そうして全部溶けてしまえばいい このタイトルが放つ強烈な独特の雰囲気。それに強く惹かれてしまいました。 砂糖がさらさらと崩れ落ちるような感覚なのか、熱い蝋がどろどろと伝うような感覚なのか、コーヒーに白いミルクを垂らすような感覚なのか。 タイトルだけで、この物語の"溶ける"ってどんな感じなのか、を何時間でも考えてしまうような気がします。 爽やかで清々しくて、思春期の「青色」を残していく物語。そして最後のページに書かれた「そうして全部溶けてしまえばいい」の一言。 溜息が零れて、何度も 「そうして全部溶けてしまえばいい」と呟いてしまいます。 ちょっと立ち止まってしまった時、「そうして全部溶けてしまえばいい」と呟いてみて下さい。そしてこの物語に触れてみればいい。 きっとこの物語が持つ青色に侵食されるんじゃないかな、と思います。 是非ご一読を。

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★★★★★
2012/03/02 21:20
ネタバレ
青春の中の落とし物

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★★★★★
2012/01/09 20:11
笑いたい時には、

男装したヒロイン ユカイすぎる生徒会の仲間達 あれ、どこかで読んだことのある設定……ベタ過ぎる! ――なんて、ナメて読んではいけない。本当に面白かった。 こんなにもヒロインがモノグサでいいのだろうか。登場人物の全員が魅力的で光っていて、ベタ過ぎる設定も気にならない。 文章も軽すぎることなく、しっかりとしていて。だけど読みやすい。 次々と起こる事件、 張り巡らされた伏線 コメディの中に隠された、ヒロインの謎 同じような設定の作品はたくさんあるけれど、その中でも絶対的に面白い。 落ち込んだ時、笑いたい時、ぜひ読んでほしい作品です。 是非ご一読を!

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★★★★★
2012/01/05 21:24
流れる旋律は、

向き合う勇気と優しさ 過去に囚われたふたり。 ふたりが出会って感じたのは自分の抱えているものと似た孤独と痛みだった。 人間誰しも痛み抱えている。 痛みの原因が全く同じなんて、まずありえない。全てを理解出来るなんて、多分ない。 だけどきっと誰かの痛みと共鳴する時。雪解けのように少しずつ温かな優しさで溢れる。 不器用なふたりが少しずつ寄り添うように近づいて、過去と向き合う。 哀しいことはたくさんある。大きな傷痕はきっと残る。だけど確かに生まれた愛。 許したり、傷を舐めあったり、許されたりすることには何らかの愛がある。 温かなふたりの物語。 是非ご一読を。

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