pinoriさんの作品一覧

契約夫婦なのに、スパダリ御曹司は至極の愛を注ぎ続ける
pinori/著

総文字数/108,573

恋愛(ピュア)171ページ

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白川柚希 老舗旅館〝白川楼〟のひとり娘 有沢悠介 有沢グループ御曹司 強制的に結婚させようとする実家から逃げるために地元から離れた柚希。 失踪から三年後、結婚相談所に入ろうとしていた柚希を呼び止めたのは、三年ぶりに会った悠介だった。 お互いの都合のよさから契約結婚をし、かりそめの夫婦となったものの、ぶっきらぼうな態度の裏にいつでも優しさを隠し持つ悠介に気付き、柚希はどんどん惹かれていく。 「誰かにおまえが傷つけられたら、それがどれだけ俺にプラスに働こうと〝結果的によかった〟とは思えないし、もしもおまえが俺の前から消えたら見つけ出すまで探し回る。今度は世界中だ」 三年間、ずっと探してくれていた悠介にすぐにでも想いを返したいのに、追ってきた母親やスキャンダルのせいでちっとも噛み合わず、それでも日々大きくなる恋心に我慢できなくなった柚希は──。 ◇◇ 猛獣レベルの初恋を胸に抑えきれなくなった柚希と、俺様でいたいのに、溢れる想いにそうも言ってられなくなる悠介のラブストーリー。 ◇◇ ※ 2022年12月10日発売、ベリーズ文庫のサンプルとなります。
高嶺の社長と恋の真似事―甘い一夜だけでは満たされない―
pinori/著

総文字数/116,025

恋愛(キケン・ダーク・不良)213ページ

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高坂美波 上条智司 過去の恋愛が邪魔をしてなかなか恋に踏み出せずにいた美波は酔った勢いを借り、上条と一夜を過ごす。 「上条さんが私に特別な好意を持ってくれていないことはわかってます。振り向いてくれる可能性がないことも、ちゃんとわかってます。その上で、諦めたくないんです」 その夜だけで終わらせたくはないと高々と宣言したはいいものの、上条から想いをほのめかされるたびに、距離を縮めるたびに、自分の中に違和感が浮かび始める。 「おまえの過去の恋愛話は聞きたくない」 「俺からは触れないっていうのも、案外厄介だな」 嬉しいのに。 ちゃんと好きなのに。 過去の恋愛でできた傷は、もう克服したはずなのに……近付くのを怖がる自分に気付いてしまった。 「おまえはたぶん、安心して片思いできる相手だったら誰でもよかったんだろ」 上条の冷たい眼差しに、すぐに返事ができなかった美波の答えは――。 2022.2.4 start 2022.5.11 end
赤ちゃんを授かったら、一途な御曹司に執着溺愛されました
[原題]許嫁御曹司が秘めた、執着的溺愛
pinori/著

総文字数/136,193

恋愛(ピュア)248ページ

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桧山美織(22) miori hiyama 桧山匡(30) hajime hiyama 『匡くん、大好き。大きくなったら私と結婚してくれる?』 私がそうプロポーズしたのは六歳の頃。 あの頃からずっと、私は匡さんだけが好きで、もちろん今だって大好きだ。 そんな相手と結婚できた私はもう十分幸せなんだし、匡さんからの愛情まで求めたら罰があたる。 結婚してからずっと、そう思って自分を律してきたのに。 「心配しなくても離すつもりはない」 「強引にして悪かった」 匡さんがたまに見せる優しさに、心が欲張りになる。 2022.4.7 完結公開
政略夫婦が迎えた初夜は、あまりに淫らで もどかしい
[原題]政略結婚を破談にしようと企んでいたはずが、クールな旦那様に甘く娶られました
pinori/著

総文字数/143,728

恋愛(ピュア)239ページ

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宮澤春乃 haruno miyazawa レイドバッグホームズ令嬢 蓮見大祐 daisuke hasumi ロータステクノロジー御曹司 「恋愛結婚なんてしない。経済力で選ぶ」 それは、恋人に振られた悔し紛れに出た言葉だったのに、真に受けた両親が政略結婚の話を持ってきてしまいお試し同居をするはめに。 うちの会社に損に働かないよう、蓮見さん側から破談の言葉を引き出そうと奮闘するも……一緒に過ごす中で触れる彼の優しさに気付いていく。 「おまえはただ、優しいだけだ」 「ずっとここにいてやる。だから、安心して休め」 政略結婚なんてできてしまう、冷たい人だと思っていたのに。 「俺の目が届かないところで、誰かに傷つけられているかもしれないと思うと気が気じゃない。俺の知らない場所で怪我を負うのはもうこれが最後だ」 真っすぐな眼差しに、触れる手の熱に、惹かれてしまう。 経済力さえあれば誰でもいいなんて嘘だ。 私は蓮見さんがいい。 ――だから。 「ごめんなさい。私、嘘をつきました。政略結婚なんて、したくありません」 同居から始まるじれじれラブストーリー
冷徹弁護士は奥手な彼女を甘く激しく愛し倒す
[原題]1LDKの甘い檻―敏腕弁護士は社畜OLを愛したおす―
pinori/著

総文字数/103,209

恋愛(ピュア)184ページ

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出穂 桜 sakura izuho 岩倉 澄晴 sumiharu iwakura ブラック企業から抜け出せなくなっている私に手を差し伸べてくれたのは、凍えるような冷たい雰囲気を持つ隣人だった。 「おまえに拒否権はない。職場を変えることが、今回助けた俺に対する詫びだと思ってくれればいい。上司からの報復が怖いなら、数ヵ月俺のところにいろ」 そんな言葉から始まった同居生活は、どこまでも規則正しく……そして、どこまでも私に優しかった。 「俺はおまえを大事にするだけだ。だから焦る必要もないが……それでも気になるなら自分で治せ」 岩倉さんがくれる言葉は、私の心の治療のため。 肌に触れる体温も同じ。 だから、優しい。 だから……怖い。 「岩倉さんは、私のことを適当に扱わない。だから……怖いです」 私の傷が治った時が……自立した時が、この同居生活が終わるタイムリミット。 「おまえは俺を侮辱しているのか」 心の深い部分で大事にしてくれている岩倉さんに、恋愛感情の〝好き〟なんて言えない。 start 2021.5.28 end 2021.8.6
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水野千紗 《chisa mizuno》 国峰響一 《kyouichi kunimine》 「私のことは、恨んで責めて、忘れてください」 願うのは、響一さんと、この子の幸せだけ。 ……それなのに。 「俺がいなくても幸せになれるなんて、千紗の口から聞きたくない」 ちっとも言うことを聞いてくれない響一さんに、伝わってくる想いに、せっかくの決心がゆすぶられる。 * 2021年7月10日にベリーズ文庫より発売になる作品のサンプルです *
御曹司は初心なお見合い妻への欲情を抑えきれない
[原題]理想のお見合い―クールな御曹司は初心なお見合い相手を溺愛する―
pinori/著

総文字数/104,051

恋愛(ピュア)184ページ

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・春野ひなた ・東堂晃成 弾む胸に夢を抱きながら挑んだお見合いの席で私を待っていたのは、とてもカッコよくて魅力あふれる男性だった……のだけれど。 「もしも結婚に甘えた夢を抱いているなら、俺はそれを叶えるつもりはないし他の男を探した方がいい」 表情ひとつ変えずに言われた言葉を前に、笑顔を作るのがやっとだった。 「この縁談、断って頂いて構いません」 お見合いは破談だ。 そう思っていたのに、東堂さんは「土曜日は悪かった。そのお詫びをさせて欲しい」と私を食事に誘った。 そして、食事をする中で「これから誰かと恋愛したいと思ってます」と言った私の手を取った。 「その〝誰か〟は、俺でもいいんだよな?」 「今日は、あの見合いの続きをするつもりできた」 「ひなたが俺を信用できるようになるための努力をする。だから、俺と恋愛してほしい」 恋愛をしないと言っていた東堂さんが、なぜか私のために努力すると言いだし、展開についていけずにいたのだけれど。 「俺とのキス、慣れたか?」 「ひなたとあいつの問題に口出すつもりはない。でも、ひなたをあいつに渡すつもりもない」 焦がれるような瞳に、真っ直ぐな想いに、胸が締め付けられる。 「今のは、俺のことが好きだってことでいいんだよな?」 「……はい」 これは、私が東堂さんに恋をするまでのお話。 ***近日公開予定***
かりそめの関係でしたが、独占欲強めな彼の愛妻に指名されました
[原題]一途な彼との恋は過剰に甘く、計画的に
pinori/著

総文字数/133,036

恋愛(オフィスラブ)243ページ

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・相沢澪 ・桐島佑太 兄を訪ねて部屋のインターホンを押したのは、社内で圧倒的な人気がある桐島さんだった。 兄の友人として、そして友人の妹として始まった関係だったけれど、次第に桐島さんの意味深な言動が気になるようになり――。 「ゆっくり俺に慣れていってくれたらいいなと思って」 「俺がこんなにあからさまに気にかけてるってわかりながら、他の子を紹介しても怒らないと思ってた?」 まるで私に気があるような態度は、私の気のせい? でも……だって、桐島さんは核心的なことは言わないから、その本心がわからない。 「俺といるよりも、酒井部長といた方が楽しい?」 「俺のこと、どう思ってる?」 それなのに、私ばかりが暴かれる。 「もしかしたら嫌われちゃったかな」 「……やめてください。そういう演技はずるいです」 桐島さんは、ずるいです。
エリート副社長とのお見合い事情~御曹司はかりそめ婚約者を甘く奪う~
[原題]初恋は甘く、 ― 四宮副社長と私のお見合い事情 ―
pinori/著

総文字数/118,213

恋愛(オフィスラブ)212ページ

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藤崎 鈴奈 四宮 昴貴 氷室 秀吉 幼馴染の氷室さんに連れていかれたのは高級ホテル。 「人助けだと思って、形だけでいいから見合いしてやって」と頼み込まれたまではいいけれど、相手として現れたのは勤務先の副社長だった。 最初は、四宮さんのご両親を安心させるためだった偽の〝恋人関係〟。 それなのに、四宮さんの眼差しが変わってきて……。 「俺の贈った服を着て誕生日を祝われたら勘違いしそうなんだが」 「ひとつ聞いておく。誰にでも触れさせるわけでもないな?」 どこまでも誠実な彼と同じ時間を過ごせば過ごすほど、私も自然と惹かれていた。 「まだ出逢って間もないが、藤崎のことを好意的に思っている。今後もできるならふたりで会う機会を作って欲しい」 うなずきたいのに、期待に跳ねる胸を止めるのは……
極上御曹司は失恋OLを新妻に所望する
[原題]秘めた想いは俺様御曹司に暴かれる
pinori/著

総文字数/111,840

恋愛(ピュア)190ページ

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三咲つぐみ 伊月孝一 二週間の夏休みに帰省した実家。 そこで待っていたのは、横柄な態度の男だった。 「おまえ、誰? まさか不法侵入者ってわけじゃねーだろうな」 「こっちの台詞なんだけど。そっちこそ誰?」 強面の男は、 海外までシェアを広げる伊月グループの御曹司だという。 にわかに信じがたいのは、 出逢い方が出逢い方だったからなのか。 それとも毎日のように顔を見せる伊月から あまりにそういう雰囲気を感じないからなのか。 「おまえ、いい加減髪かわかせよ。 ドライヤーかけてやるからこっちこい」 「そんな気遣わなくても、 酒の席での話なんか誰も本気にとらねーよ」 暴君なのに、一緒にいるとどこかホッとするのはどうしてだろう。 「泣いてる女にキスすると泣き止むって話、 本当だったんだな」 強引なのに、嫌じゃないのは……惹かれてるから? 「こんなに震えてるくせに強がるな」 「本気で口説いてる」 伊月が本当は優しいって知ってしまった。 この手を離したくないって、 触れていたいって、思ってしまった。 でも……無理だ。 「おまえ、本当に帰るのか?」 私は―― 暴君御曹司との二週間限定シンデレラストーリー。 2020.4.2 start
甘い魔法③―先生とあたしの恋―
pinori/著

総文字数/78,299

恋愛(ピュア)143ページ

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○市川実姫(19歳) ●矢野ハルキ (25歳・数学教師) 先生がいるから いつだって笑っていられた。 ※「甘い魔法―先生とあたしの恋―」の続続編です。こちらで完全な完結となります。 ※しばらくはファン様限定とさせていただきます。  完結後少ししたら公開としますので、ファン登録してくださらなくても待っていただければ大丈夫です!
恋は、二度目のキスのあとで―エリートな彼との秘密の関係―
pinori/著

総文字数/113,796

恋愛(オフィスラブ)171ページ

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白石千絵 北川修司 瀬良柊二 「今日はカードでの支払いはできないそうだ。ちなみに俺は他人に金は貸さない主義だということも言っておく」 「え……だって、奢りって……」 「頼みを聞いてくれるならそのつもりだったが……断るんだろう?」 卑怯な手を使われ、最初は頭にきた。 〝女性恐怖症〟克服のための協力なんて、高級なご飯くらいじゃ割に合わない。 そう思っていたのに。 「こういうとき、本当なら抱きしめて慰めるのがセオリーなんだろうけど……悪いな。俺にはこれが限界だ」 重なった手が優しいから、文句が出ない。 とても優しいこのひとと、私。 一緒にいる時間のなかで、本当に救われているのはどちらだろう。
エリート同期は一途な独占欲を抑えきれない
[原題]不器用な同期は甘い独占欲を隠さない
pinori/著

総文字数/88,479

恋愛(オフィスラブ)142ページ

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桜井 茉奈 芝浦 要 最近、同期の芝浦の様子がおかしい。 「どんな小さいことでも、俺が原因で泣かれたら嫌だから」 「それ、いいかもな。ずっと考えてろよ、俺のこと」 それはまるで私を好きだって言っているように聞こえて……だから、勘違いしてしまっていたのかもしれない。 本当は、違っていたのに。 〝好き〟の言葉も、焦がれるような瞳も私に向けられたものじゃなかったのに。 「やめてよ……っ。この間は〝忘れた〟って嘘ついたくせに」 あの告白をなかったことにしたくせに。 同期でいなくちゃならないんだから、そんな目で見ないで。 優しくしないで。 「桜井だけ。……この意味、わかるか?」 特別扱いなんてされたら、欲しくて仕方なくなってしまう――。 2019.7.15 完結公開
とっくに恋だった―壁越しの片想い―
pinori/著

総文字数/117,283

恋愛(ピュア)185ページ

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○野々宮 華乃 ●平沢 一哉 引っ越した部屋の隣に住んでいたのは、高校時代の先輩だった。 「俺もこれから作るんだけどさ、おいでよ。一緒に食お」 「……荷物置いて着替えたらすぐ行きます」 「ん、待ってる」 いつもの笑顔も、うっとうしいくらいのお節介も あたり前にそこにあるものだと、いつから勘違いしていたんだろう。 こんな、溢れるほどの想いを…… どうしたら、勘違いできたんだろう。 「彼女がいるくせに、他の女にそんなこと言えちゃうとか。幻滅しました」 隣にいるのに。 「平沢さんに……好きになってほしかった……っ」 その想いは届かない。 「なぁ。俺、本当にもう華乃ちゃんに構っちゃダメなの?」 差し伸べられる手は、後輩への優しさからなのか、それとも――。 start 2016.1.23 end 2016.4.23 2019.5.9  afterstory追加
オオカミ御曹司、渇愛至上主義につき
[原題]ラウンドアバウト―嘘でも愛でも―
pinori/著

総文字数/145,685

恋愛(オフィスラブ)229ページ

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篠原 友里 松浦 治 加賀谷 弘也 私の内緒の片想いに気づいたのは、社内で〝最低〟だと噂されながらも人気の絶えない男だった。 「俺と仲良くしていれば、加賀谷さんに気にかけてもらえるよ」 冷たく断っても付きまとう松浦さんを、いっそ私も利用してやろうと愚痴のはけ口にしたのがいけなかった。 「こんなところを、松浦さんに想いを寄せている子に見られたら、私きっとひどい目に遭います」 「もちろん、その時は俺が守るよ」 いつもの軽口が上手にかわせなくなったのは、いつからだろう。 「行くなよ」 掴まれた手を振り払いたくなくなったのは……いつからだったんだろう。 「ゲームセットですね」 「……え?」 「興味を持つのはおとすまで、ですもんね。……楽しんでもらえましたか?」 私の恋は、いつだってうまくいかない。 「さよなら」 ゲームでもいいと、一度だけでいいと思ってしまった、私の負けだ。 start  2018/7/7 end 2018/12/19
Honey ―イジワル男子の甘い求愛―
pinori/著

総文字数/120,011

恋愛(ピュア)183ページ

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唐沢 知花 向井 涼太 宮地 亘 同期の宮地はフランクな恋愛しか好まないからと、恋心をしまった知花。 なのに、知花の幼なじみ、涼太の存在を知ってからというもの、宮地の様子がおかしくて……。 「ただの同期の宮地さん……でしたっけ」 「あれ。敬語使えるようになったんだ。成長したね。……まぁ、生意気な態度は相変わらずっぽいけど」 「こいつが関わってなければ、俺も素直に先輩として敬ったんですけどね」 「そういう理由なら、これから先も敬ってもらえないかもな」 そんなふたりを目の当たりにして戸惑う知花に、涼太まで、今までは見せなかった男の顔を見せる。 「おまえが失恋したって知ってて弱ってるとこに付け込んでる。このまま一気に俺のもんにしてやろうかと思って」 勝手なことばかり言う涼太に困ってしまうのに……嫌だとは思えなくて。 「今のキス嫌がらないとか、おまえもう俺のこと好きなんじゃねーの」 知花が選ぶ答えは――。 ▽▲ トライアングル × ラブストーリー ▲▽ 2017.9.23  start 2018.2.28 END
眠れぬ王子の恋する場所
pinori/著

総文字数/123,745

恋愛(ピュア)182ページ

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佐和 真琴 makoto sawa 久遠 遼一 ryouichi kuon 仕事で訪れたスイートルームにいたのは、口も態度も悪い久遠財閥の御曹司だった。 「おまえ、見る目ないんだな」 「ふーん。そうやって今までずっと逃げてきたわけか」 元彼に裏切られた過去をぐりぐりえぐってくる態度にイライラするのに。 「なんかわかんねーけど、おまえが泣いたり、傷ついた顔してんのは見てたくない」 急にそんなことを言いだすから、戸惑ってしまう。 「死にたくなるくらい惨めな過去だったとしても、今はそう悪くはねーだろ。 久遠財閥の御曹司に抱かれてんだから」 気難しくて繊細で……そして過去に負った傷をそのまま抱えている久遠さんに、心が揺れる。 「昔の男じゃなくて俺のこと見てろ」 もう、裏切られたくないのに。 私はたぶん、この男に弱い。 「ちゃんと……私のことも自分の幸せも、望んで、欲しがってください」 諦めた瞳を放っておけない。 start 2017.5.8 end  2017.7.27
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伝えたい気持ちは。 野いちご10周年記念の限定小説です。 小説を読むためのパスワード取得方法は、5月30日(火)に野いちご10周年ページにて発表予定です。
御曹司といきなり同居!?
pinori/著

総文字数/18,696

恋愛(ピュア)25ページ

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森野 紗希(21) 一ノ瀬 湊(29) アパートの契約が切れ、仕方なく実家に戻ろうとしていた紗希に手を差し伸べた湊は、「イチノセ株式会社」の御曹司だった。 にわかに信じられないでいるなか、話はどんどんと進められていき、同居することになったはいいけれど。 「俺と恋愛してくれない?」 本気なのか、甘くせまってくる湊と。 「そうやって気遣うふりして若社長の懐に入り込んだんですか?」 紗希を追いだそうと牙をむく、付き人、藤。 「仕事だけじゃなくて主人の交友関係まで見張ってないといけないなんて、付き人のお仕事も大変ですね。 部屋が見つかり次第出ていくつもりでいますが、それまでどうぞ無駄に目を光らせててください」 いつまでも、お世話になるつもりはなかった。 次の部屋が見つかるまでって……そういうつもりだったのに。 「ごめん。紗希ちゃん。もう二度としないから、出て行かないで」 なんで、私なんかにそんなに必死になるの。 湊さんのせいで、恋を知ってしまった。 ※2016年9月10日発売の書き下ろし作品のため、一章までの試し読みとなります。※
○○するお話【中編つめあわせ】
pinori/著

総文字数/84,047

恋愛(その他)155ページ

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一章:1~92P 「 好きなのにすれ違って別れそうになって仲直りするお話 」 ○東条 凛 ●国見 恭太 同じ会社に入社して、二年目。 同棲して、二年目。 仲良しだったハズなのに、最近どうしてもうまくいかなくて――。 二章:93~155P 「恋をすると命を落としてしまう吸血鬼が四苦八苦してからの切なめハッピーエンドのお話」 ○月岡 麗 ●カイジ 吸血鬼に恋はできない。それを知っていたのに……。 死を悟って尚、麗を想う俺を。 神が知ったら笑うのだろうか。
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