紫鶯さんの作品一覧

そこを出れば、何もない
紫鶯/著

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私と彼には何もない。 何も無いのに、 いつも2人で 傷を舐め合い、穴に傷口をあてがう。 でも、それが終われば、彼と私はまた、い つも通りの世界に溶け込んでいく。 私は他の人より少しだけ、彼のことを知っ ている。
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