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カレが幽霊になりました
まこなっつ
/著
総文字数/2,405
恋愛(ラブコメ)
2ページ
0
#ラブコメ
#ギャグ
表紙を見る
彼は、どんな時も明るく軽快に笑う。 悩みも不安も吹き飛ばしてくれるその笑顔が、私は大好きでたまらなかった。 くるくると変わる表情に、口角の上がった口。 そのどれもが、彼の性格を表しているようだ。 2人が大好きだったお祭りで、たこ焼きが大嫌いなのだと、しかめっ面をして言った。 関西人のくせに、何言ってんだか。 思わず、吹き出して笑ってしまった。 ピクニックに、お買い物に、お散歩。 色々な所に行って、色々な思い出を作ったっけ。 彼はとてもアイディアマンで、有名な観光地や、景色がきれいな場所、とにかくたくさんの場所に、私を連れて行ってくれたんだ。 本当に私のことを飽きさせない存在。 私が体調を崩した時は、いつもお見舞いに来てくれる。 私の体を想いやる、温かく優しげなその瞳が、不思議と懐かしく感じた。 その手のひらの温もりも、私は忘れることができない。 いつまでも大切にして行きたい、そんな思い出の1つ。 でも、そんな彼は、もう私の隣にはいない。 儚く(はかなく)桜が舞い散る去年の春、遠い空へ旅立ってしまったから。 事故に遭って、呆気なく(あっけなく)。 18年の人生を締めくくるには、まだ早すぎたんじゃないかな。 トラックに轢かれた彼の手には、私の誕生日のための、プレゼントが握られていた。 『お誕生日おめでとう』 そう書かれたメッセージカードを、シワシワになるまで何度も何度も読んだ。 きっと、17になった私を祝うために、奮発(ふんぱつ)していたのだろう。 高鳴る気持ちを抑えて、いつものように明るく優しい笑顔を浮かべて、走っていたのだろう。 私のことだけを考えて、横から飛び出してきた車にも気づかなかったのだろう。 彼は、心底大馬鹿者だ。 大好きな、優しい馬鹿は、もういない。 …と、思っていたのに……。 「なっ、なんで幽霊になってんのぉぉおおおおおおおっ!!!?」 私の隣には、半透明の青白い彼。 いつもの笑顔を浮かべてる。 ああ、彼は、まだまだ私を飽きさせない。
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