高校の入学式で隣の席になった男子のお陰で私の高校生活スタートはめちゃくちゃ。 式でも授業でもぐうぐう寝てばかりの彼なのに成績優秀・スボーツ万能、おまけにイケメン。 地味で無口な私には縁がない人だと思っていたのに、何故かやたらと絡まれる。 ある放課後、忘れ物を取りに学校に戻った私は二人きりの教室で突然彼に抱きしめられて・・・？ 強引でなんだか不思議な彼とのドキドキ青春デイズ。 その先に待っていた衝撃の事実とは───。 固く結ばれた絆の物語。 ＜表紙イラスト＞ 男女：わかめサロンパス様 背景：クマノ様

集英社文庫 ナツイチ小説大賞 最終候補選出作品 冷たくて苦手なあの人と、毎日手を繋ぐことに・・・！？ツンデレなオフィスラブ💕

若い=青春 なんて誰が決めたの？ 大人達は『若いっていいね。青春だね。』なんて言うけれど若いからって全員が青春しているわけじゃないし青春を強要しないでほしい。 キラキラ煌めく青春のさなかにいる皆とは同じ空間にいるだけで他人事だ。私と皆の間には分厚いガラスの壁がある。それが辛いとも向こう側に行きたいとも思わない。こんな感じのまま卒業するんだろうな、と思っていたし、別にそれでいいと思っていた。 表紙写真： pnx71様のフリー素材を青写真風に加工させて頂いたもの 作中のキャラクターイラスト： Picrewの『少年少女日記』メーカーで作成 2022.7.16 連載開始

始まりは保健室、それから幻想的な光に包まれたハグ、そして星空の下で重なり感じた温もり。全てが初めてだった。想いが溢れて止まらない。 ───この関係は一ヶ月限定ですか？─── 高校3年生の3月。 受験を終え晴れて4月から大学生になることが決まった菜野 爽乃（なの さやの）と茅 蒼大（かや あおと）。 振り返ってみると高校時代は勉強ばかりで青春らしい思い出もなかった。 そんな時偶然出逢った同じ境遇の相手と共に高校生活最後の思い出づくりをすることになり、お互いに惹かれていく。 しかし勉強は出来るものの恋愛偏差値が低い二人は自分が相手に抱く気持ちが恋心であることになかなか気づくことが出来ず、自覚出来てもなかなか言い出せない。 この微妙な関係は書類上高校生でいられる3月31日で終わってしまうのだろうか・・・。 「それは恋だよ！」「早く好きって言っちゃいなよ！」とじれったく思われると思いますが、温かく見守って頂けると幸いです。 1日1ページ×31日 2020年と日付と曜日の並びが同じになりますが、2020年のお話ではなく、3月のカレンダーが同じ並びになる2037年のお話です。 奇数日が爽乃目線、偶数日が蒼大目線です。 *エブリスタにて2020年3月1日～31日まで連載していた作品です。