2020年3月発売の野いちご文庫
”白い夢”を見たら最後。永遠に学校から出られません。
見てはいけない
[原題]白い夢
イラストレーター:梅ねこ
- 原作を読む
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- あらすじ
- 高校生の若葉は、親友の死の謎を仲間と探る中、「シロイユメ」と書かれたノートを見つける。若葉たちはそれ以来、真っ白な顔をした不気味な女子生徒の幽霊“白い物”に学校で襲われる悪夢を見るように。学校に隠された夢の出口に辿りつかなければ、眠るたびに苦しみ、殺され続けるのだ。一体、誰がそんな呪いをかけたのか?“白い物”の正体は?ラストのどんでん返しに驚愕!!
- 著者コメント
- 眠くなったら寝る。いつの間にか眠ってしまっている……なんて、眠れるのは幸せなことです。眠りに落ちる瞬間の感覚。目を覚ました後にもう一度同じ夢を見たいと思う気持ち。生きる上で大切な時間「睡眠」。それが一転して牙を剥いた時、人はどれだけ抗えるのでしょうか。残念ながら私は、睡魔には弱いのであっという間に負けてしまうでしょう。このコメントを書いている瞬間も、眠くてたまりません。眠れば死と同じ苦しみを味わい、どれだけ眠ったとしても眠気はなくならない。それは続くのです。永遠に、命が尽きるその時まで。白い物に気付かれないで。見てはいけない。でも、見なければならない。この恐ろしい夢を、見てはいけない。