2018年2月発売の野いちご文庫
きっと、傷つかない恋なんてない…。
恋する僕らのひみつ。
[原題]校内1カップルのヒミツ。
イラストレーター:中野まや花
- あらすじ
- 家の事情で女嫌いの幼なじみ・湊とヒミツの同居をすることになった結雨。ある日、結雨の彼氏の浮気が発覚し、彼に復讐するために湊と偽装カップルになる。いつもそばにいた湊とのカレカノの関係にとまどう結雨だが、だんだん心が傾いていく。しかし、湊の女嫌いの原因を知っている結雨は気持ちを伝えられなくて…。それぞれの悲しいヒミツのワケを知ったとき、涙があふれだす!
- 著者コメント
- さまざまなヒミツを通して、恋、友情、家族の絆を描いた物語です。サイト版では明かされなかった湊のヒミツなど、文庫だけのヒミツやシーンも加えて編集しました。中野まや花様のイラストもすごく可愛いので、文庫本も楽しんでいただけたら幸せです!読者様のおかげで10作目の書籍化になりました。本当にありがとうございました☆
「痛くても、苦しくても、君のことが好きーー」ふたりの過去と未来に大号泣!!
春が来たら、桜の花びらふらせてね。
[原題]春が来たら、桜の花びら降らせてね
イラストレーター:花芽宮るる
- あらすじ
- 限られた人以外の前では言葉が出なくなってしまう‟場面緘黙症”の冬菜は、誤解され、イジメられた経験に苦しみ、ひとりでいたほうが楽だと思っていた。しかし、入学した高校で明るく人気者の夏樹と出会う。夏樹は冬菜が話せないことをなぜか知っていたが、気にせず話しかけてきて、春には桜の花びら、夏には朝顔など、いろいろな贈り物をする。冬菜は夏樹に心を開いていくけど、夏樹はたまに苦しい表情を見せる。じつは、冬菜に言えない過去を抱えていて…。心がちぎれそうな恋に大号泣!!
- 著者コメント
- こんにちは、涙鳴です。今作は後悔に前へ進むことをためらっている人に、ぜひ読んでほしい物語です。ある過去がきっかけで人と付き合うことを恐れているふたりの傷つきながらも共に未来を見つめ
ようとする強さを見届けてほしいと思います。そして、花芽宮るるさんのイラストやシュウと透明な町の皆様のイメージソングもお楽しみに!