「真央…くん??」


「えっ??なんで俺の名前を!?」





そう、心配そうにわたしの顔を覗き込んでいたのは、真央くんだったんだ…




「あっ名札見たから名前わかんのか!!」


「あっいえ…そうじゃなくて…香澄さんから…」


「香澄??あー君、香澄の知り合いか!!」


「あ、はい。家が近所で…ってかすいません!!なんか迷惑かけちゃって!!」




真央くんは、ちょうどわたしの後ろにいたみたいで、わたしは真央くんを巻き込んでコケちゃったんだ。



ある意味、真央くんがいたからわたしはあんまり痛くなかったようなもの。




「俺は全然大丈夫だから☆君のほうこそ大丈夫??」


「はい!!」