「俺さ。なかなか自分の気持ち、素直に言えなくて。いっつも香澄にいたずらして…正直嫌われてるんじゃないかって思ってるんだ…でもスイミングも一緒だし、今はクラスも一緒だったから、もう気持ちがでかくなりすぎてんだよな…」


真央くんは、わたしに真央くんの素直な気持ちを話してくれた。



「だけど、今日茉緒ちゃんが俺に好きって言ってくれて。こんな俺に好きって言ってくれて…なんか力もらった気がするんだ。茉緒ちゃんにこんなこと言うのもなんだけどさ…俺も香澄に気持ち伝えるよ。いつになるかはわかんないけど…がんばって、好きだって言うから。」