はぁ・・・。
怖かった。

「アイツらばかだろ・・・」
拓真が呆れた顔で言った。
「ってお前泣いてんの!?」
「えっ!!」

恥ずかしっ!!!泣き顔見られるとか・・・。

「へぇ~・・・お前みたいな意地っ張りでも泣くんだぁ~♪」
「はぁ~?女の子目の前で泣いてんだよ!?少しは心配しなさいよッ!!」

すると拓真は真顔で近づいて来た。
「大丈夫?これでも十分心配してんだぜ?あのままつれて行かれたら・・・」

・・・・そんな真顔で・・・。
「もう、帰ろっか!」
とっさに照れ隠しで言った。
「お、おう!!」

「これからは俺が一緒にか、帰ってやるよ!」
「え・・・あ、ありがと」

そして私たちは歩き出した。




━━━━「ただいまぁ~」
今日は優のいる病院には行ったけど他の女の子と楽しそ~に話してたから一言だけ言って帰ってきた。
一種のやきもちってやつ。
だって・・・すっごくかわいい子だったし。
それに・・・拓真がいたし。

ってあぁぁぁーーー!!
拓真がいたら優のところいけないじゃん!

肝心なこと忘れてた↓


「おかえり☆」
「司ぁ!」
そう言って私は司のところに抱きつきに行った。