─六時。
「ねぇ…。もうそろそろ…。」
「ん?どーした?」
「えーっと…帰ろ?」
「はぁ?何でこんな早い訳?」
「だって…。
それに、手とか恥ずかしいし…。」
「そんだけ?」
「へ?」
「だーかーらー!
そんだけで帰ると?」
「そんだけって…ねぇ!晴!どー思う?」
って…
「なーんーでー!
何でいないのぉー!」
「さっき、ペアで回るっていってたけど?」
「き、聞いてないっ!」
「まぁ、そーいうことだから。」
グイッと腕を引っ張られたかと思ったら、
「ほら!行くぞ!」
ダッシュで走っている彗大く…じゃなくて。
彗大に連れて行かれた。
「いやぁぁぁぁぁ~泣
どこに行くのよぉぉぉぉぉ~!!」
「ちっ。うるせぇ。黙れ」
「うぅ…。はいぃ~…。」