壊れたラジカセのように僕は



歪な人間の衣を纏いて



途切れ途切れの音を繋ぐ



聞き取れない音は僕を表す感情表現



耳障りな音の正体は僕なのだから



心地よい音など



この僕に求めても



僕にとっての発する心地よい音は



君にとっては雑音なのだから



今すぐ配線の「赤」を切って



僕を殺せばいい。