僕は弱い人間だよ。

強くなんかない。

僕が死んだら母は、父は泣いてくれるかな…。



夕食中はいつもの様に僕以外の家族が笑っている。



母と父は僕を見る時、冷たい目になっているのを知っているのかな…。



僕はこの人達と家族なのかな…。



この家族に僕は必要なのかな…。



…竹ノ内さん。



僕はアナタの家族に生まれてきたかったな…。



僕の心の支えは、竹ノ内さんただ一人だったよ。

僕のくだらない話も笑顔で聞いてくれる竹ノ内さんが大好きだったよ。

竹ノ内さんに出会えて…本当に、本当によかった。



僕はただ母や父に「よくやった。頑張ったね。」って一言、言われたかっただけだったのに…。





もう僕は竹ノ内さんと話す事が出来ないけど…心からありがとうって思ってるよ……。





     さようなら。