【水島輝】

僕の名前は水島輝。

青霞中学に通っている。

「おはようございます。」

僕がそう声をかけたのは少年課の竹ノ内さんだ。

「おぉ、元気がいいな。」

と笑顔でいつも答えてくれていた。

そんな竹ノ内さんが僕は大好きだった。

「竹ノ内さん、サボってばかりいると出世出来ませんよ。」

僕はそう言って学校に向かった。

そんなちょっとだけの会話でも僕の心は晴れていった。