十三の家に着くとお袋さんが笑顔で弁当を渡してくれた。



そして次に先輩の所に向かった。

先輩は実家の家業を継いで酒屋を経営していた。

俺は配達の手伝いをするという条件で酒を貰った。



「綺麗に咲いてますねぇ。」

タマがニコニコしながら言った。

俺達はビールを空に掲げ乾杯をした。





…数時間後。

十三とヨネ、タマは完全に出来上がっていた。

「つっかもーぜぃ、どらごーんぼーりゅ〜…。」

とヨネがテンポ悪くドラゴンボールの歌を歌っている事が酔っ払っている証拠。

「ボンジョォールノォーッ!」

とタマがデタラメに色んな国の言葉を使い始めた…タマが酔っ払ってる証拠。

十三は笑いながらヨネの歌に合わせて踊っている…十三が酔っ払ってる証拠。

そんな三人が酔っ払っている姿が可笑しくて、俺は笑いながら酒を飲んでいた。

俺は酒が強く、酔わない方だった。