「綺麗に咲いてますねぇ。」

とタマが桜に見とれながら言った。

「よし、乾杯するぞ。」

そう言って龍崎が空に向かってビール瓶を掲げた。

俺とヨネ、タマもそれぞれビール瓶を持ち空に掲げた。

「かんぱぁ〜い!」

龍崎が叫びビールをゴクゴクと飲み始めた。

俺とヨネ、タマも龍崎に続いてビールを飲んだ。



…数時間後。

俺とヨネ、タマは完全に酔っ払っていた。

…覚えているのは、龍崎が笑っていた事ぐらい。





翌日、目が覚めると有り得ない頭痛が襲ってきた。

辺りを見渡す…。

…俺の部屋か。

俺は頭を押さえながら水を飲みに台所に向かった。

一階におりた瞬間、水を飲みにおりた事を後悔した。

「おはよう。」

そこには凄い見幕で親父が立っていた。