しばらく四人で談話していると突然、龍崎が「うおぉーッ!」と叫んだ。

「な、何だよ急に!」

俺がそう聞くと

「馬鹿ヤローッ!」

とまた龍崎が叫んだ。

「だから何だよ!」

「花見だよ、花見ッ!」

「…あぁ。」

「あぁ。じゃねぇだろ!するぞ花見!」

そう言って屋上から走って出て行く龍崎。

「…えっ?するって今から?…ちょ、ちょっと待ってよ龍ちゃん!」

と言って龍崎の後を追いかけるヨネ。

「マジかよ…。仕方ねぇ、タマ行くぞ。」

そう言って俺は二人の後に続き屋上から出ていった。

タマも「はいッ。」と言って俺の後に続いた。