マックの近くの公園のベンチでハンバーガーを食べていた。

「しかし、お前達よく退学になんねぇよなぁ。」

村田がハンバーガーを食べながら聞いてきた。

「それは君、君と違って日頃の行いが良いからに決まってんでしょうが。」

と言うと、少し瞬きをした後で村田が言った。

「お前達の何処をどう見たら日頃の行いが良いなんて思えるんだよ。」

「何処ってお前、俺達の全てだよ。」

と十三が少し胸を張り、誇らしげに言った。

村田は「アホらしッ。」と言ってハンバーガーにカブッとかぶりついた。


「てかよ十三、お前親父さんに何発くらった?」

村田がにやけながら十三に聞いた。

その話を思い出すだけで吹き出しそうになる。

必死で我慢しながら十三を見る。