桜ヶ丘高校…村田が通う高校の名前。

俺達は屋上に向かった。

「チッス。」

村田が俺達に軽く手を挙げてそう言った。

「チ〜ッス。元気してたか?」

と龍崎が笑顔で村田に言った。

「元気してたかって、オメェついこの前会ったろ。」

笑顔で言う村田。

「何してたんだよ。」

俺がそう聞くと村田が両手を挙げ

「なぁんもしてねぇ。」

と言った。

「オメェ達はなにしに今日来たんだ?」

村田が煙草に火をつけながら聞いてきた。

「いやぁ、また停学くらっちゃってさ〜、暇だし腹減ったし…でお前の所に来た。」

笑顔で答える龍崎。

「暇だっつーのはわかるが、腹減ったってのはどうゆう事かね?」

眉間にシワを寄せながら聞いてきた。

「だって村田金持ちじゃんッ。」

龍崎が村田の肩をポンッと軽く叩きそう言った。