「どうするんスか?」

とヨネが聞いてきた。

「村田に来てもらおうか。」

とニヤッと笑い龍崎が言った。

「いいねぇ〜。」

直ぐにノる俺。

龍崎が携帯で村田を呼び出した。



数分後に煙草をくわえ、面倒臭そうに村田が河原にやってきた。


「お久しぶりっス!」

そう言って村田に頭を下げるヨネ。

ヨネに続いてタマも頭を下げた。

そんな二人に「おぉ。」と言って軽く手を挙げた。


「村田くん。キミ、お腹は減っていないかい?」

と龍崎が村田の肩に手をおきニコニコしながら言った。

「お前達…またかよ。」

と呆れ顔で言う村田。

「いやっ、俺達も少ないが金はある。」

と龍崎が胸をはって言った。

「幾らだよ。」

眉間に皺を寄せながら村田が聞いた。

「二百五十円なり〜。」

ニカッと笑ってそう言う龍崎。

「…まさか、四人全員でその額じゃねぇだろーな?」

「四人全員に決まってんだろ!」

と胸をはって龍崎が答えた。

すると村田は「はぁ〜。」とため息をつき

「有り得ねぇ!お前達そんなんで腹空かしてんじゃないわよッ!」

とカマ口調で言ってきた。