夏休みまであと二日。
俺達は河原にいた。
「やっぱここは涼しいな。」
俺がそう言うと
「夏は河原のもんスね〜。」
とヨネが笑顔で言った。
「俺、花火買ってきましょうか?」
タマがそう言うと龍崎が笑顔で「おぉ。」と言った。
そしてタマは花火を買いに行った。
「やっぱ河原っていったら花火っスよね〜。」
ニコニコしながらヨネが言うと龍崎も無邪気に笑いながら「だよなぁ〜。」と言っていた。
タマが帰って来るまで俺達は三人でガキンチョの様に遊んでいた。
「買ってきました〜。」
タマが笑顔で走って戻ってきた。
「どんなの買ってきたんだ?」
龍崎が微笑みながら袋の中身を覗き込んだ。
「おぉ!ロケット花火買ってくるなんてお前、立派になったな。」
と龍崎はタマの肩にポンッと手をおきそう言った。
「当たり前ですよ〜。花火にロケットがなかったら花火じゃないですよ〜。」
とタマが笑顔で答えた。