「はいっ、これ俺からのプレゼントです。」

タマが笑顔で俺にプレゼントを渡してくれた。

俺は物凄く嬉しくてタマに抱き着き

「なんだよ〜、マジ？俺にくれんの？有り難うタマ〜。」

と言った。

すると続けてヨネが

「俺からもプレゼントっス！」

と言ってプレゼントを渡してきた。

「ヨネ、お前〜、良い奴だなぁ。」

と言ってヨネにも抱き着く俺。

…百円足りないって言ってたのは俺のプレゼント買うためだったのか？

そう思うと何だか可笑しくなった。

「で、十三くん。君のプレゼントは何かね？」

と言って十三に手を出した。

「何だと思う？」

十三がニヤニヤしながら言った。

「勿体振らずに早く出しなさい。」

すると十三は笑顔で俺を手招きで呼んだ。

「何だ、何だ？」

と言って十三の目の前まで行くと十三が勢いよく俺をギュッと抱きしめてきた。

「俺からのプレゼントは愛のこもった包容だ。」

と十三が言ってきた。

…コイツ、金がなかったんだな。

と思いながらも、顔は笑っていた。