「凛くん・・・何ぼっとしてるの?」



メイの顔が覗く。



「昔の事思い出してたんだ」


「昔の事って?」


マツ毛をゆらゆら揺らし、ちょっと不思議そうに見つめるメイの手を引っ張ると耳元で