「え~どうして、そこなんだよ」

拗ねた顔も一段と可愛い。

「ダメ、母さんと、どんな取引したのか分からないけど絶対ダメ」


「ぜって~ダメ?」


ダメだよ~そんな泣きそうな顔したってダメです。


「っう・・・頭が痛てぇ・・・」
「どうしたの?何処か打ったの?」

ベッドに寝ている北沢くんの顔を覗くと「ウソに決まってるだろ、こっち来いよ」そう言って、ベッドの中に引っ張られると正面から抱きしめられた。