「あ、それは島くんに聞いといてもらってるから大丈夫」


「美紅おはよう!」


美紅と話していると、後ろから声が聞こえてきた。


「あ、島くんおはよう」


そう言って、美紅は、わたしの後ろへ行き、わたしもチラッと後ろに向くと島くんがニカっと笑い手を振った。


島くんの手には、2つの鞄。1つは島くんのモノで、もう1つは・・・北沢くんのモノ。