気に障る事でも言ったかな? 「喉渇いてない?」 「別に」 やっぱり怒ってる。 「どうしたの?」 北沢くんは、プイっと空を見つめるから、わたしは、北沢くんの制服の裾をクイっと引っ張り顔を下に向けた。 「どうして怒ってるの?言ってくれないと分からないよ」 ピクリと動かない北沢くんの顔をチラっと見ると髪をクシャっと掴み