「何考えてるの?」


隣で歩く北沢くんが、わたしをチラっと見る。

「な、何でもないよ」


そ、そんなに見つめないで熱くなった顔が一段と赤くなっちゃうから。


そ、そんな事より北沢くんワザワザ迎えに来てくれたんだよね。


ほんと優しい。尚更惚れちゃうよ。



息を飲んでからチラっと北沢くんを見つめる。