「メイ...ごめん」


玄関を開けると目の前に立っていたのは、言うまでも無く美紅と会いたくなかった北沢くんと島くんだった。


「っあ...」


目が北沢くんと重なり、チラッと逸らすと美紅を見つめる。


「メイ...朝一で島くんと北沢くんに捕まって...」


何ともいえない顔をして、わたしを見つめる美紅。


確かに2人に捕まったら、わたしだって逃げられない。


ちょっとだけ、ため息を吐いて「どうぞ」そう言うと3人が家の中に入ってきた。