ぶっはぁ……鼻血もんです。 「島遅かったな」 北沢くんは、島くんの後ろに居る小さなわたしに気づいていない。 「ちょっとな、それより持ってきたぞパン」 島くんは、手に持っていた袋を渡すと後ろに居るわたしの手を引っ張りちょこんと前に出した。 「メ、メイ?」 北沢くんは、目を大きく開いて私を見つめる。