っうぅぅ...


どうして2回も見直したのに居残りなのかな?

半泣き状態で机の上に突っ伏しテスト用紙をクシャっと握りつぶした。


「メイ~珍しいね、居残り」


鞄を手に持ち帰る準備をした美紅が声をかけてきた。


「もう、何も言わないで」
「で、何点だったの?」

クシャっと握りつぶしたテストを美紅に渡す。


「なにこれ?」

なにこれって10点だよ。