してるから余計な知識だよな的な会話だったら?それは困る。そうだ、もう一度、書いて北沢くんに見せよう。
『わたしは、キスとかした事ないし、それ以上の事してないよ!』
よし、これで完璧だよ。
きっとわかってくれる。
テスト用紙を北沢くんに見えるようにするとガタンっと音がして後ろに向くと椅子から立った北沢くんが赤い顔で口を手で隠していた。
「北沢~どうしたんだ。もう終わったのか?終わったなら大人しく座っておけ」
カタンと椅子に座った北沢くんはチラっとわたしの顔を見るなり机に突っ伏し寝てしまった。
わたし変な事言ったのかな?
でもおかしくないよね?