だけど?美紅、顔が怖いよ。


「休み時間、上級生に何言われたの?」

どうしよう...

わたしは、手に持っていたリュックを机の上に置きため息を吐いた。

「あのね...島元くんや北沢くんには、内緒にしといてね」

「分かった」

「『凛は誰にも本気にならないから』って言われたの」

「メイ、その意味わかる?」

「うん」