「美月、誰か読んでるよ~」 美紅と目を合わせていると誰かに呼ばれ振り向くと教室の入り口に、あの上級生が立っていた。 どうして呼ばれたの? 上級生は、わたしを見つけると手招きをする。 北沢くんを探してるのかな?確か、島元くんとトイレに行くって言ってたよね。 椅子に座っていた、わたしは、上級生の場所まで行き目の前に立った。 「あの...」